- 機種
- ピューリックα(PR-FP-0120α-MT1)、ピューリックμ(PX-0060μ-X00)
- ユーザー
- 株式会社プリメディカ 東京研究所様
- URL
- https://www.premedica.co.jp/
研究内容の紹介・内容
日本では、現代医療の進歩に伴い平均寿命が延びています。その一方、健康寿命(元気に自立して過ごせる期間)と平均寿命の差は一向に縮まっていないことはご存知でしょうか?乖離が進んでいくことで、医療費や介護負担の増加に伴い、現役世代の負荷も重くのしかかってくることが、現代の日本が抱える社会課題となっています。
株式会社プリメディカ様は、「予防医療を世の中に広く浸透させ、現代医療が抱える構造的な課題を解決すること」をミッションに、重大疾患の発症リスクを評価する検査の研究開発/マーケティング/販売など「予防医療」に特化した事業を展開しています。また、疾患リスク検査サービスを全国3,700施設以上の医療機関を通じて提供し、人々の健康に貢献しています。(2024年2月時点)
そんな最先端の予防医療の現場でも オルガノの超純水装置を使用いただいています。
研究の内容
貴研究所の事業内容について教えてください。
東京研究所では、主に検査測定、研究開発、試薬製造を実施しています。また、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク検査、腸内フローラ検査の臨床研究にも積極的に支援を行っています。
研究における、超純水(もしくは純水)の用途を教えてください。
東京研究所では、ピューリックαとピューリックμの、合計2台の超純水装置を使用しています。
- ピューリックα
主にELISAキットの製造用として購入しました。固相抗体や2次抗体の濃度調整から検体希釈液や洗浄液の調製に超純水を使用しています。
- ピューリックμ
ピューリックμは各種の研究に使用しており、試薬調製や器具洗浄など用途は多岐にわたります。具体的には、抗原抗体反応用の試薬開発や、次世代シーケンス解析用の試薬調製等に超純水を使用しています。
きっかけ・使用感
オルガノ製品を検討し始めたきっかけと、選んでいただいた決め手を教えてください。
研究所の移転をきっかけに超純水装置の導入を検討していたところ、理化学機器ディーラーからオルガノ製品の紹介を受けました。実は、ディーラーからはオルガノ以外にももう1社紹介いただいており、各メーカーとオンラインミーティングをさせていただきました。他メーカーと比較した結果、オルガノは国内メーカーであるため短納期で納入ができること・装置本体や消耗品がリーズナブルな価格であることがわかり、それが大きな決め手になりました。
実際に使用してみて、オルガノ製品に満足していることがあれば教えてください。
ピューリックαは、クリーンウェアへの着替え・手洗い必須のクリーンルームである試薬製造室で、 ピューリックμは研究開発室で使用しています。 装置が2台あると超純水を求めて移動しなくても済みますし、使いたいときにすぐ使えるので、各部屋に1台ずつ導入したことに満足しています。
- ピューリックα
ディスペンサーのダイヤルを回すと細やかに流量が調整できるため気に入っています。また、タッチパネルもアイコンが大きくて分かりやすいです。
- ピューリックμ
操作が簡単です。ボタンやモニターが非常にシンプルで、直感的に操作できるところが良いと思います。
良かった点・改善してほしい点
製品を導入する前と後で改善したことがあれば教えてください。
研究所の移転前までは市販のボトル水を購入していました。当時はボトル水の在庫数量を定期的に確認し在庫が少なくなったときにその都度購入していましたが、装置を導入してからは管理の手間が削減でき、とても楽になりました。
オルガノ製品に対して、不満な点があれば忌憚なきご意見をお願い致します。
ピューリックαもピューリックμも定量採水ができるのですが、時々設定した水量通りに採水できないことがあります。定量採水は便利な機能なので、もっと再現性を高めていただければと思います。
最後に
株式会社プリメディカ 様は、QMS準拠のため、ピューリックαの設置時にバリデーションサポート※(IQ/OQ)もご依頼いただきました。設置翌年以降のバリデーション(OQ)についてもサポート可能ですので、ご希望の際はお気軽にご依頼ください。
※バリデーションサポートの対応機種は、ピューリックαとピューリックωⅡです。
ご協力ありがとうございました。
※お客様情報は取材当時のものです。