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意外と知らない?!クロマトグラフィー・クロマトグラフ・クロマトグラムの違いとは?

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意外と知らない?!クロマトグラフィー・クロマトグラフ・クロマトグラムの違いとは?

意外と知らない?!クロマトグラフィー・クロマトグラフ・クロマトグラムの違いとは?

化学分析においてよく耳にする「クロマトグラフィー」「クロマトグラフ」「クロマトグラム」という言葉。
似たような言葉ですが、実はすべて意味が違うことをご存知ですか?
このコラムでは言葉の意味の違いを解説します。

「クロマトグラフィー」(Chromatography)とは分離手法のこと

化学分析において、「分離すること(色々な物質が混ざった混合物を純物質ごとに分けること)」は非常に重要です。
クロマトグラフィーとは、その分離手法の一つで、物質の吸着力の差によって物質を分離する方法の総称です。
分離手法には、他にも液体と固体を分離する「ろ過」や物質の沸点の違いを利用して分離する「蒸留」などがあります。

そしてクロマトグラフィー法 は移動相が液体(リキッド)か、気体(ガス)かにより、液体クロマトグラフィーと、ガスクロマトグラフィーに大別されます。固定相の種類、分離手法の違いによって、さらに細かく分けることができます。

「クロマトグラフ」(Chromatograph)とは分析機器のこと

クロマトグラフィー法を用いた分析機器の事をクロマトグラフと言います。
検出器と組み合わせることで、物質の定量分析をすることができるため、あらゆる分野で頻繁に用いられます。
例えば食品業界では、うまみ成分の分析や食品添加物の分析、残留農薬や毒物の検査など、品質管理に欠かせない分析技術です。
医薬品業界では有効成分の解析や、体内に摂取した場合の副生成物の特定など、薬の開発にも大きく貢献をしています。

「クロマトグラム」(Chromatogram)とは測定結果のこと

クロマトグラフ(分析装置)を用いて分析した際に得られる結果をクロマトグラムといいます。
クロマトグラムの横軸は”時間”、縦軸は信号値(強度、吸光度、カウント…)をあらわします。
そして検量線を用いて、「信号値」を「濃度(量)」へ変換することで、物質の濃度を求める事ができます。

まとめ

いかがでしたか?今回はクロマトグラフィーに関する言葉をご紹介しました。

  1. 「クロマトグラフィー」(Chromatography)とは分離手法のこと
  2. 「クロマトグラフ」(Chromatograph)とは分析機器のこと
  3. 「クロマトグラム」(Chromatogram)とは測定結果のこと

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