世界最大級! イオン交換樹脂精製工場のご紹介
オルガノは水処理プラントエンジニアリング企業として、イオン交換樹脂の精製専用工場を所有しています。
イオン交換樹脂は、水処理において一般的な用途から、専門的な極めて高品質なものまで幅広い分野で使用されており、
さまざまな品質条件に対応し得るよう、最先端の技術を駆使した設備を保有しております。
今回のコラムでは、イオン交換樹脂の精製について解説します!
イオン交換樹脂精製の流れ
皆様が普段使用されている純水装置には、精製済みのイオン交換樹脂が使用されており、殆どがつくば工場で加工されています。
イオン交換樹脂の精製は、通薬・洗浄・混合の工程で構成されています。原料となる樹脂は、そのままでも使用可能ですが、更に手を加えて超純水用途に適した溶出物・不純物の少ない樹脂にするために高度な精製を施しています。
イオン交換樹脂の精製は、通薬・洗浄・混合の工程で構成されています。
イオン交換樹脂の精製量と品質確認
・精製量について
つくば工場では、複数の樹脂精製設備を保有しており、樹脂の品質や必要量に応じて適当な設備を選択しています。
1バッチあたり、数百L~数千L単位で精製が可能です。
・品質確認について
精製工程において重要な工程には基準値を設け、その値をクリアした樹脂のみ次の工程に進むように徹底した管理がなされています。また、精製が終わったイオン交換樹脂は毎バッチごとにサンプル採取・分析をし、製品規格を満たしているかを確認しています。合格した製品のみが皆さまのお手元に届いています。
つくば工場で精製したイオン交換樹脂の価値
・資源の省力化
原料樹脂を購入された場合、お客様自身で樹脂精製をしていただく必要があり、精製に使用する薬品、洗浄に使用する純水、それらによって排出される排水などの資源を使用しなければなりません。つくば工場にて精製されたイオン交換樹脂の場合、既に精製済みですので初期ブローのみしていただくことで容易に純水を得ることができ、お客様の資源の省力化にも貢献しています。
・精製のシステム化
超純水用の樹脂は、専用設備を用いて運転プログラムによって精製しています。高度な通薬処理や洗浄処理を実施可能とし、常に高品質なイオン交換樹脂を供給できるようシステム化されています。
まとめ
今回は、イオン交換樹樹脂の精製工場をフォーカスしてご紹介しました。普段皆さまが使用しているイオン交換樹脂は、この様につくば工場で精製を経て、皆さまの元へ届けられています。
つくば工場では、安定した品質の製品を供給すると共に、より付加価値の高い製品を作る為の取り組みを継続してまいります。
まだ、つくば工場精製済みイオン交換樹脂のご使用頂いていないお客様も、今回のコラムを見て頂き、興味を持って頂けたら幸いです。
- イオン交換樹脂精製の流れ
- イオン交換樹脂の精製量と品質確認
- つくば工場で精製したイオン交換樹脂の価値
~つくば工場の認証・表彰履歴~
1996年4月 ISO9001「品質システム」の認証を取得
1998年5月 ISO14001「環境マネジメントシステム」の認証を取得
2017年11月 (一財)日本緑化センター等が主催する平成29年度緑化優良工場等表彰において、当つくば工場が日本緑化センター会長賞を受賞
イオン交換樹脂専用特設サイト:https://ier.organo.co.jp/